内職の歴史


このコーナーでは内職の歴史を紐解けそうな過去の小説の一文をご紹介させていただいております。
過去を振り返ると色んな事が学べますね。

その1

 結婚の問題にあたって、私たちを深刻に考えこませる托児所がないということ、 炊事、洗濯が社会化された家事になっていないことが、離婚の場合、また切実な問題となり、 桎梏となって来る。戦争による未亡人の生活の堂々めぐりのいたましさは、実に多くこうい う急所が未解決な今日の社会事情からもたらされている。内職では食べてゆけない。
内職では決して食べてゆけないのに、その内職がなければ一層窮迫する程度の賃銀しか支払わ ないのが、いまの雇うものと雇われるものとの関係である。
内職は賃銀のダンピングであるにかかわらず 、子もちの母は、正当な働き場所を見つけにくい。


【比較ベスト編集部のコメント】 戦後まもない頃でもこのような内職があったんですね。

引用原文(離婚について 宮本百合子)